Welcome to Sayama Lab.
当研究室は、京都大学防災研究所の防災技術政策研究分野(佐山研究室)です。総合防災研究グループ 社会防災研究部門に属しています。
当研究室には、防災研究所の教員・研究員・スタッフのほか、京都大学工学部地球工学科土木工学コースに在籍する学部生、工学研究科社会基盤工学専攻に在籍する大学院生(修士課程、博士課程)が所属しています。
水災害リスクの軽減に向けて、以下の3つのミッションを掲げ、技術と政策の両面から防災研究を進めています。
- 自然から社会まで、水災害に関わる多様な現象を科学的に捉える
降雨流出や洪水氾濫などの自然現象について、水文学を基礎ににメカニズムを観察・理解し、モデル化します。同時に、災害リスクを形成する社会的要因にも着目し、現地調査や質的・量的データに基づいてその構造を捉えます。これらの複合的な分析を通じて、水災害の発生を多層的に解明します。
- 水災害リスクを分析し、課題解決に資する新たな技術・政策を提案する
リアルタイム洪水予測、極端事象の統計解析、複合災害のモデリングなど、新たな技術の開発に取り組むとともに、暴露・脆弱性といった社会側の要因も組み合わせて、水災害リスクを分析します。そのうえで、土地利用や災害復興について、リスク軽減に資する政策のあり方を提案します。
- 創出した知を実践につなげ、一歩ずつ水災害リスクの軽減に貢献する
政府・自治体・企業などと連携しながら、現場での実践を推進するとともに、現場で得られた知見を研究にフィードバックします。この取り組みを国内外に発信し、水災害リスクの軽減と社会のレジリエンス向上に貢献します。